No.2
シックハウス症候群
シックハウス症候群とは?
化学物質(ホルムアルデヒド・揮発性有機化合物等)が通常より多く空気中に含まれることによってアレルギーの諸症状などを起こし、化学物質過敏症になる事です。
なぜシックハウス症候群になるの?
家を新築したり、リフォームした時に、建材、塗料、壁紙、畳、接着剤、防腐剤等から発生する化学物質を個々の許容量を超えて体内に入ってしまうとなります。
造って間がない家や部屋に入ると、目がしょぼしょぼしたり、のどがいがいがしたりする場合は化学物質が空気中に多くだだよっている可能性が高いでしょう。
シックハウス症候群の症状
シックハウス症候群になると、目、鼻、のどの調子が悪くなり、頭痛、吐き気、めまい、発疹などが起こってきます。アトピー性皮膚炎などの関係も指摘されています。また、一度症状が出ると、花粉症のように体が過敏に反応するようになり、少しの化学物質含有でも、症状が出やすくなるようです。
昔はシックハウス症候群なんて聞かなかったけど?
実は化学物質は安価であるため古くから使われてきましたが、あまり問題視されなかったのは、放出された化学物質が、建築方式、換気などによって部屋の中にたまりにくかったためです。ですが
近年の高気密、高断熱化仕様の建築方式によって、空気中に放出される化学物質が外部に排出されにくく、ライフスタイルの変化によって日中の換気もあまり行われなったためだんだん問題になってきました。
どうすればいいの
とりあえずこれからの建築にはなるべく化学物質を使っていない物で作ることを目指し、国土交通省より建築基準法も2003年7月1日改正施工されました。これにより建材などに、ホルムアルデヒドなどの化学物質含有量を製品に表示されるようになりました。表示にはF0、F1、F2、F3、F4があり、数字が多いほど含有量も少なくなります。
これらの低化学物質含有建材を使用されることで、シックハウス症候群も徐々に改善されています。
また、化学物質を外部に排出する工夫もすすみ、換気口、換気設備などが随所に設けられています。
すでにお住まいになっている家の場合は、毎日の生活のうえで、できるかぎり窓をあけ、家全体に風を通すことでかなりの効果があります。
シックハウス対策品ラベル
左記は日本壁装協会が、発行しているシックハウス対策材に貼付しているシールです。国土交通省のシックハウス対策マニュアルに沿い、シックハウス対策がなされている材料、製品であることを示しています。個々の会社が販売している壁紙のシックハウス対策に関しての情報を検索できるサイトアドレスが記載されています。
壁紙品質情報検索システム
<追記>
実はたばこも化学物質、ホルムアルデヒドを発生させます。
いくら化学物質を使わないような家を作っても、そこでタバコをすえば結局シックハウス症候群の要因となるといえるでしょう。
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