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No.3  貼り替えは新築の装い!?

 

部屋の壁紙を貼り替えるとその部屋が見違えるようにきれいになり、まるで新築の部屋のようにみえたりします。

仮に6帖の洋間の部屋を自分好みの壁紙で貼り替えたとして、施工日数約1日、施工費約5〜6万円。10年後に次の貼り替えを 行うとしたら、1日約14円、1ヶ月約420円で心休まるルームインテリアをあなたは得ることができます。
とまあ、ここまでは一般的なキャッチコピー。
ところが全てが全て納得のいく新築の装いになるわけでは、実はありません。
窓、窓枠、巾木、建具等は当然そのままなのでいたし方が無いとしても、何より貼り替えた壁紙があまりしっくりこない場合が時々見受けられます。
さてこれはどういうことでしょうか。

問題は大きく2つ。
実は壁紙を選ぶ際、小さな見本帳から選ぶため、実際部屋全体に貼ったときのイメージがなかなかわかないというのが一つ。
微妙な色の違いはいたしかたないのですが、コントラストの強いものや、派手めな柄物は選ぶ際にいくらかの注意が必要になります。

もう一つは、完全に新築した部屋ではないので、どうしても多少きれいに仕上がらない部分が出てくることです。
これをどこまできれいに仕上げられるかがポイントになるわけですが、 これは”貼り替え3要素”通称”壁紙業”と密接に関係しています。

まず
”壁”要素
壁といっても壁紙を剥ぎ取った下地の状態のことで石膏ボードなのかコンパネなのかモルタルなのか、またそれらの劣化によって仕上がりに差が出ます。 また経過年数、湿気、方位などもおおいに関係します。
あまり痛んでいるようなら新たにボードなどに打ちかえるなどの対策が必要となるでしょう
    


古い壁紙を剥いだ状態。あまり良くない状態ですね


こちらはきれいな状態です。部屋の換気などが良くされていたようです
”紙”要素
壁紙材のことで、なるべく表面に起伏がありランダムなものが仕上がりが良くなります。色や柄、素材の強度、特殊性などを追求するほどに”壁要素”の影響を受けやすく仕上がりに影響します。
つまり、一般的に壁紙が厚めのものであったり、起伏が大きい物であればあるほど、”壁要素”の影響を受けずに仕上がりが良くなります

”業”要素
ずばり施工者の経験と気質による”業(わざ)”


まとめると、
”壁要素”は下地の状態が良く、
”紙要素”は壁紙をできるだけ厚めのもの、起伏が大きいものを選び、
”業”を持っている施工者を選べばそれだけ仕上がりが良くなります。


とはいえ、いずれにしても以上3つの要素がそれぞれ納得できるレベルでミックスすれば仕上がりの良い貼り替え、上記図の中心の部分”壁紙業”エリアの納得のいく仕上がりとなるのです。
反せば、”業”にかぎらずどれか一つでも良くないものがあれば、仕上がりもそれに準じてしまうわけです。
    


”壁要素”が少し悪く、壁紙を貼って数分で膨らんできました。 この事例の場合数日から数週間で大きなふくらみは消えます。


貼った壁紙が薄手で硬いものだったのでつなぎ目と周りが膨らんできました。 ”紙要素”が関係しています。


以上のことから、「貼り替えは新築の装い!?」は 「貼り替えは新築に似た装い!」ということだと思います。
いずれにしても、いろんなことをちゃんと説明してくれる施工店に頼まれるのが一番ですね

 

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