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No.4  国家技能検定1級表装技能士

 

国家技能検定1級表装技能士とは、国家技能検定の表装に関しての技術を一級レベル程に持ち合わせているものに与えられる国からもらう称号です。
国家技能検定の中で表装技能士は壁紙職人に一番的確な資格といえます
もう少し詳しく説明すると、国家技能検定とは、厚生労働省が職業能力開発促進法に基づき実施する国家検定制度であり、 現在百数十職種に細分化された区分ごとに検定がおこなわれており、特級、一級及び単一等級、二級、三級の等級があります。

検定は実技試験と学科試験からなり、試験問題作成等は中央職業能力開発協会が行い、検定申請の受付、実施は各都道府県職業能力開発協会はおこない、受験費用は2万円ぐらい。注意しておくことは受験資格があること。特級は一級合格後5年経過後、一級は実務経験が7年、二級は2年、三級は6ヶ月が必要です。
詳しくは下記のサイトで。

中央職業能力開発協会(JAVADA)
厚生労働省:技能検定制度

ところでこのサイトの”みっく”が持っている、国家技能検定の中の1級表装技能検定をどのように取得したかをご説明しましょう。
受験受付締め切りまでに職業能力開発協会に受験申請をおこなった後、まず実技試験対策。試験課題が事前公表されますが、なかなか理解しにくいので講習会に参加。最初講師の方が一通り説明されるのを必死にメモし、いざTRY。

立てたT型コンパネ3面に壁紙を張るだけですが、少し特殊技術が要求されるもので、制限時間4時間30分を超えても全部は張れませんでした。ま、まずい(-_-;)TRY前は、「2、3時間もあれば十分終わるだろう」と高をくくっていたので、かなり深刻になってきました。
早速家に帰って試験課題やメモ書きよりテキスト作成に着手し、2週間ぐらいかけて11ページからなる”みっくレポート”を完成。それを元にイメトレを何度も行い、実際練習もおこないました。

    


3面のうちのC面。和紙を下張りし、加工紙を市松模様で

こちらはB面。普通の壁紙ですが、1mmのくるいなく裁断、貼り付けが求められる複雑な張り付け方法です
    


3面のうちのA面。和紙を下張り、ジョイントベタ


A面市松模様ドレープ張り。毛羽立たせないように
いよいよ実技試験。すべての手順を頭に叩き込んでスタート。あれよあれよと時間が過ぎていく中、タイムテーブルどおり進行するように必死に作業を進めていき、無事失敗もすることなくコンフリート。燃え尽きたよ・・・(_^_) 時計を見ると3時間30分。あれれ〜なんとまあ早い。初めての試験にしては良いほうかなって感じで終了しました。
    


幻のテキスト”みっくレポート”


張る順番や寸法が細かく記載されています
さあ、つぎは最後の砦、学科試験ですが実技試験が終わって約2週間後でした。
これは全国統一試験日で、○×問題が25問、4択問題が25問で、内容は幅広い。ちなみに、けんどん襖や、化粧屋根裏天井、労働安全衛生関係法令、建築基準関係法令、掛軸などなど、本当に広く浅い知識が必要とされた問題でした。
試験時間は1時間40分だったけど、40分ぐらいで一通り見直しもしたのでそれから少しして退席して帰りました。色彩や鳥の子、接着剤の種類などを勉強していったのに、ものの見事にやまが外れたのでかなり落ち込んでいたのですが・・・

学科試験終了から約一ヶ月後に合格通知がきました。はがき一枚ですがなんとありがたいはがきだったことか。それから数ヵ月後に厚生労働大臣から証書とバッチが届きます。
それから先は、自身とプライドを持ってなおいっそうの精進を積み重ねていくことですね

 

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